自然に母国語に慣れ親しむ

2010-11-26

赤ちゃんが言葉を覚えていくとき、文字や文法や語彙など少しも必要としない。そうした「お勉強」抜きで、成長とともにだれもが自然に母国語に慣れ親しみながら、聞き、話し、読み、書く能力を身につけていくのだ。外国語の習得もまったくそれと同じようにするべきである。日本には、「習うより慣れろ」という格言があるそうだが、そのとおり、語学というのは頭で学ぶものではなく体で覚えるもの、学習するよりは体得するものなのである。それが、いっけん回り道に思えて、じつは語学習得の最短距離なのである。この本で紹介するノウハウはまさに、その習うより慣れろ式の原理・原則に基づいている。もちろん、すでに学校などで英語を勉強してしまった経験のある人たちにも適するように考案されている。私はこのノウハウの大半を、かつてドイツに留学していたときに自分自身の経験を通じて体得し、また体系化した。