冬休みは、夏休みと同じく塾の冬期講習や学校の冬期講座に通いながら勉強しました。年末は毎年田舎の祖父母の家で過ごしていましたが、この年はわたしの受験に家族が気を遣ってくれて、父と姉と弟が京都から広島に来て、家族みんなで新年を迎えました。新春セールには置いて行かれたけど、ずっと欲しかったコートを買ってきてくれたり、わざわざ宮島の厳島神社まで行って、学業成就と書かれたしゃもじを買ってきてくれました。父は、京都の北野天満宮の勧学御守をくれましたが、以前買ったことをいつも忘れてしまうのか、同じ御守が家に三つもありました。母はこの頃から、「カール」(うカール)や「Toppo」(Toppa)など受験生向けに語呂をあわせたお菓子を買い集め、ストックが底をつくことはありませんでした。三が日が終わるとすぐ、学校でセンタープレ試験を受けました。本番と同じ順番で予想問題を解くのです。この試験を受けた後、根をつめすぎたのか、たまっていた疲れが出たのか、熱を出してしまいました。直前期に風邪をひくのは致命的だと言われているので気をつけていたのですが、ひいてしまったものは仕方ありません。わたしはだいたい風邪をひくと症状を二週間ひきずるのですが、センター試験前には完治する計算だし、これで逆にしばらく風邪をひくことはないから安心だと、プラスに考えました。その後は最後の仕上げを続けて、早くセンター試験当日が来てほしいと思うくらい、少し楽しみでした。