音楽業界におけるら瓦登場によって、いかにCD業界が衰退したかが引き合いに出されているが、その音楽業界がいわばファミリー・ビジネスであるサーノフのことだ、今日に至る変遷をインサイダーとして見知ってきたはずだ。CD産業の他にも、個人がMP3ファイルを自由に共有できるサイトとして登場した「ナップスター」も2000年1月にベルテルスマンと提携したものの、2001年に臨は著作権侵害の訴訟によってサービスが停止となった経験もある。オーディオブックの分野でもサーノフは、2001年から理事を務めている。その彼が出版業界のリーダーである限り、グーグルのようなポッと出の若者ベンチャーにしてやられるはずがないと思うのは私だけではあるまい。他には、版権は切れていないが版権保持者がハッキリしない、あるいは連絡先がわからない「孤児」作品の扱い。著者が版権を誰にも譲渡しないまま亡くなったり、出版社が潰れていたり、あるいは契約内容がハッキリしておらず、電子版権が誰に帰属するのか、わからないといったケースがこれにあたる。