「第三次医学」は病気にかかった人のリハビリテーション。たとえば、脳溢血は治ったけれども下半身に不随が残る。交通事故で足の骨を折って、骨折はいちおう治したけれども歩行がうまくできない。そういう人たちにリハビリテーションをほどこして、もとの正常な状態にすこしでも近づくようにする医学です。形成外科などはこの第三次医学に入ります。「第四次医学」は、もともと健康な人を、さらによりよい状態にする医学といえるでしょう。より美しくなりたいという人の願望をかなえ、相応に老けている人を年より若くし、脱毛してしまった人に毛をはやすなどの治療をおこなうのです。もちろん美容医学はこのジャンルにふくまれます。ですから、第一次医学の内科や外科と、第四次医学の美容外科とでは、おなじ医学でありながら、まったく性質の異なるものなのです。何度もいっているように、美容外科医にとっていかに美意識が大切かが、ここでもわかっていただけると思います。