高価なイブニングドレスを買った女性は、その元を取るという意識で、色々なパーティへ出かけていく。元が取れないような服やどうせ一、二回しか使わない道具類はできるだけ安く買おうとするし、レンタルで間に合わせようとする。シャネルのスーツもジーンズと組み合わせカジュアルに着こなしたり、チュニックドレスはスパッツに合わせたり、一枚で着たりとコーディネイト自分流を楽しむ。このように快適な生活、ファッショナブルで楽しい生活を求めながら、その達成手段として知的で合理的な方法を選ぶ。そして買物をする時、ショッピングそのものをハンティング感覚で楽しんだり、気分のいい店ではしばらく商品を見るだけで楽しんだりもする。ファッションにおけるショッピングは、再びレジャー化しているのである。これからの店は単に客層設定だけではなく、購買の動機や生活場面、用途などに合わせた店づくりを考えねばならない。●物の豊かさの追求、●ファッション、着捨て、物は使い捨て、●市場トレンドで消費が動く、●物質的充足より心の充足を求める、●ライフスタイルの確立、●人々の価値基準が分散し、物そのものより物のもつ意味性を買う、●素敵な生活、快適な生活を求める、●自己の価値判断で金・時間・物に対するかける量が違う、●知的合理的な生活スタイルを求める、●買う時の気分(楽しさ・信頼感・安心感)。