ファーストリテイリングは06年7月、ユニクロ初の弟ブランドとなる「ジーユー」の概要発表と商品のお披露目を行った。同ブランドは06年秋からその店舗展開がスタートしている(第1号店はダイエー南行徳店内)。結論から言うが、この「ジーユー」は大化けするかも知れない。少なくとも、「ユニクロに次ぐ大きな柱として、5年で売上を1000億円にしたい」(Y)−その可能性は十分にあると私は見ている。もしそうなれば、この弟分が国内でユニクロ最大のライバルになる。そもそもこの「ジーユー」が開発されたのはダイエーとの提携がその始まりだ。衣料品売場活性化の決め手として、ダイエーが売場を提供し、ユニクロが新ブランドによる業態を展開しようというものだ。ただしダイエーのエクスクルーシブ(独占)ではなく、出店戦略の縛りなどは特にない。実際、06年秋冬の出店計画25店の内訳は、ダイエー店舗内13店、ユニクロ既存店スクラップ(業態転換)7店、その他(SC内や単独)5店となっている。「ジーユー」の魅力の第1は価格の安さにある。ユニクロの3割安、4割安という価格設定で、(まだわが国では顕在化していない)低価格マーケットを先手必勝で切り開く可能性も大いにあり得る。魅力の第2は商品そのものの楽しさ、面白さだ。定番やベーシック商品主体のユニクロに対し、「ジーユー」では流行の商品が次々と投入されていく予定である。