自分に対する責任感や自立心を養わせるために大切なのが、親子の接し方です。と言うより、親自身が子離れすることが重要なのです。子供は親が子離れしていないと、いつまでも親を当てにしたり、甘えて親のせいにしたりします。逆に言えば、親次第でいつでも精神的に自立できるのが、子供というものです。親が子離れすれば、子供は自分の責任の範囲で行動するようになります。私の場合は、子供が生まれてから三ヵ月たった時点から、子供を一人の人間とみなして、対等な人格として付き合ってきました。前述のように小学四年生の時には一人旅をさせています。もちろん親としては心配でしたが、その気持ちをコントロールできなければ子供は巣立っていきません。子供が自立しようとしている時、親は口を出さないのが鉄則です。本人がせっかく自分自身をつくっているその時に、「あれは大丈夫なの?どうなっているの?見せてごらんなさい!」などと言って子供の世界に侵入してしまうと、子供の自立が妨げられてしまいます。その時、子供が拒否反応を示すようならまだよいのですが、精神的に親の付属品のようになると、自立は遠いものになってしまいます。