古文の勉強は「文法」の学習に始まり、そしてある程度の長さの文章を読むにしても、文法の知識がついてまわります。しかし、「文法が大切だ」というニュアンスを過度に推し進めることは、古文の学習においては少々危険がともないます。古文はまったくの外国語ではなく、この日本の風土で私たちの祖先が使ってきた言葉なのですから、現代文を読解するのと同じ様な感覚を大切にすることが重要になってきます。文法の知識や単語の知識が多少欠けていても、前後の文脈から、登場人物は誰なのか、場所はどこなのかなど、まず場面の状況を把握した上で、時間の流れに沿って、事件の展開や登場人物の心理を推理するといった、文学的文章を読む方法で、大筋は捉えることが出来ることも知っておいて欲しいと思います。