中国などアジアの生地や製品が、手ごわい競争相手

2010-12-18

店頭直販の時期より数力月か、一〇ヵ月前に素材を発注するやり方が減り、店頭販売の直前、または販売時期に入って小口で発注する方式が一般的になってきた。成長を続けているSPAだけでなく、卸売型のアパレルメーカーでもこの傾向が強まっている。同時にアパレル業界では、これまでの自社工場や専属工場を使った縫製・生産が減り、商社や服地卸など外部に生産や製品納入を委託する企業が急増している。製品納入が広がっているのは効率化のためである。合繊メーカーからアパレルメーカーへの染色・整理企業の直販(直接販売)が成り立つのも、これまでの流通経路では、コストの圧縮や売れ筋素材をつかむ精度の向上が進まないからである。加えて韓国や台湾、中国などアジアの生地や製品が、手ごわい競争相手になりつつあるという背景もある。