1966年、東京・銀座ソニービル地下2階にオープンしたソニープラザは、日本に初めて誕生した輸入雑貨専門店だ。アメリカンスタイルのバラエティストアとして、アメリカの文化の香りのする菓子や文具、衣料品、化粧品、雑貨類を提供している。いまでいうライフスタイル提案店のはしりである。日本人のライフスタイルに少なからぬ影響を与えてきたソニープラザは、2000年4月から新しい路線を打ち出した。ステッカー専門店「フロムハート」、アクセサリー専門店「バックステージパス」、「ソニープラザ」の3つの新業態を集めた複合店を東京・渋谷の新しい商業施設マークシティに出店し、顧客の掘り起こしを図ったのだ。ソニープラザがこうした戦略に打って出た背景には、ターゲットとしてきた顧客層の変化がある。ソニープラザは「親子三世代にわたるファン」が多いことで知られ、実際、年齢性別を問わず幅広い顧客の支持を得てきたが、ここ数年、女子高生の店としての「顔」が強くなり過ぎてしまった。リーズナブルでオシャレな化粧品や化粧雑貨を強化し、女子高生のファンをつかんだものの、その部分だけが強調されてしまい、大人の顧客の足が遠のき始めたのだ。