オープンロードは、宣伝のためにビデオ映像を編集し、これをジェフリー・シャープが担当する。たとえば、スタイロンの場合、1990年に出た『見える暗闇』という病を扱った自叙伝がある。これにも彼の苦悩をビジュアルに伝えるビデオを作り、著作を読んでもらおうという趣向だという。紙の本に映像を組み込もうという試みはひとときCDーROMでもなされていたが、高速回線を備えた今日のパソコンでも十分に鑑賞に堪えうる環境が整ってきたから、映像による宣伝が、リバイバルを後押ししているといえるだろう。他にもサイモン&シュスター、ペンギン、児童書のスカラスティックといった出版社がマルチメディアなEブックPRを試みている。ジェーンはランダムハウス時代、オーディオブック部門の担当部長でもあったので、そちらでの経験も活かせるだろう。品揃えも一昔前のロマンスばかりになるかと思いきや、最近、セントマーティンストアというSFやファンタジー部門の編集者も加わったので、充実していくものと思われる。