ここで、けっこうブン取ったSさんに聞いてみよう。「ボクの場合は道路拡張がいよいよ迫ってきて、立ち退かざるえなくなったんです。立ち退き料が出ることになったんですが、そこを居住目的だけで借りていたとすると、どうやら新居の引っ越しにかかる費用しか出ないらしい。だけど、ボクはフリーライターで、そこで仕事をしていたし、六本木という都心に住んでいるフットワークのいいライターということで仕事が回ってきていたという立地の価値を強調したんです。結局、それが認められました。引っ越しにかかる費用の他に、営業の損失も認められたんで、なんだかんだで300万円もらいました」というわけで、その部屋で利益をあげていたと主張して、説得できれば、立ち退き料はグーンとアップするらしい。この見積書に関しては、やはり不動産屋は触れてほしくないところらしい。「本当はね、こっちの言いなりになってくれるというか、素直なお客さんがいちばん。見積もり出せだのガチャガチヤ言う人ぱ、後々トラブルが広がるのが面倒なんで、自分で業者を頼みたいとかいう人には『勝手にやってください』つて言っているんですよ」(B不動産)お役立ちの引っ越しについての情報はコチラのサイトが最も参考になると思われます。不動産屋は客に見積もりという存在を知らせずに、敷金=修繕費と説得し、実際に修繕費を払った残りを収入源としていたのが常だったらしい。この業界はアフリカのサバンナか。不動産屋のオッチャンは残肉をあさりにくるハイエナの生まれ変わりなのか(そんなわけないか)。「不動産屋さんて最後が怖いでしよ。イキオイに負けたらあかんと思って、部屋の修繕は自分とこでしますって言い張りました。それで、親戚の大工のオジチヤンに頼んで直してもらったんです。きれいでピカピカになった部屋見たら、向こうもなにも言われへんでしよ。敷金ぜんぶ返ってきました。おおきにり」(台東区・ミハルちゃん・京都府出身・20歳)おそるべし、ミハル。そうだ、みんな、最後に不動産屋のオッチャンがどんなにヤッちゃん様のような目つきに変身しても、自己主張を通さなければ敷金など取り戻せるはずがないのである。前記のように、敷金が担保であるという性格上、見積もりを出させる権利は誰にだってある。これは死活問題なんだって、わかってる?自分で戦わなきやダメなのよ。だいじよぶかな?